ガン、糖尿病、アレルギーなどの現代病を筆頭に、様々な病気においては「自己免疫」というものが、非常に重要な意味を持つことは、おそらく誰もがご存知のことでしょう。
そして、あらゆる病気を未然に防ぐためには「自己免疫を高めることが大事である」ということも、今や常識といえることではないでしょうか。
自己免疫を高めるためには、スポーツなどで筋肉を付けることや、呼吸法、特定の食物摂取など、実に様々な方法が提案されています。
ただ、自己免疫能力を高めることも大事ですが、今の日本人にとっては「自己免疫の異常」ということについて、考えることが本質的な意味で重要なことではないか、と私は考えています。
免疫を高めるための方法として、体温を上げることで免疫機能を活発化させることが盛んに提唱されていますが、本来は、なんらかの病気になった際に、自身の体が常時よりも体温を上げることで、免疫システムを活性化させることが自然の営みであります。
ですから、病気でもないのに、体温の高い状態を保ち、免疫機能が活発に働いているなどということは、ある意味「異常」と言えることでしょう。
本当に大事なこと、本質的な改善手段は、自身の免疫システムを、常に正常に働くことができるようにすることだと私は考えています。
では、免疫システムを正常に働かせるようにするためには、いったいどうすれば良いのでしょう?
ここから先は、まだまだ専門家の間でも仮説に過ぎない説ばかりが飛び交っており、実際にこうすれば良いと断言できるような方法は確立されていません。
ただ、最近の研究では、免疫システムとは人間の身体の内部で起こる出来事であり、つまり内臓の能力が密接に関わっていることが明らかになっています。
そして、内臓の能力を高めるためには、やはり「食生活」を考えることが、もっとも重要な要素であると断言できるでしょう。
自身が楽に栄養を摂取できるような食生活を続けていると、内臓はその能力を高める必要はありませんので、その能力はどんどんと退化していきます。
内臓の本来の能力が低下することで、免疫システムの能力も低下し、システム異常が発生する要因になるのではないかと考えられるのです。
また、様々な細菌との接触による、内臓内(特に腸内)での細菌の状態も、その能力を示すバロメータになるでしょう。
過度の衛生状態にある、先進国の人間の内臓は、様々な細菌との衝突の経験が少なく、それらとの共存能力を退化させています。
太古の昔から、人間の腸内などでは様々な細菌が住み着き、共存することでお互いに恩恵を分かち合ってきましたが、急激な食生活の変化や、過度の衛生、行き過ぎた他の存在の拒絶などが原因となり、今の現代人の腸内細菌構成は以前とはかなり変化しているようです。
これらのことを踏まえて、より良い食生活を考えるとき、やはりたいぞうは「玄米」を中心にした食事法が非常に有効であることを改めて認識するのです。


















