「危ない玄米食」などとネット上で玄米を食べることを批判する米屋さんがありました。しかも鯖江の米屋さんです。
あまりこの手の批判をする所に関わりたくはないのですが、お客様からの要望もあり、たいぞうで扱う玄米の名誉を守るためにあえて反論させていただきます。
「危ない玄米食」というページをご覧になるとわかるのですが、玄米食を批判するその米屋さんは基本的に玄米はまずいものと捉えています。
多分にそのページを作った人は男性だと思いますが、玄米イコール不味いものと決め付けているあたりがその人がこれまで様々な玄米を食べたことのない人間だということがわかります。
そのような人が不味いことを前提にあれこれ理屈をつけてWEB上で批判することは少々不愉快ではあります。
ピーマンや人参などを嫌いな人がそれらを食べることのデメリットをあれこれ理屈をつけて批判するようなものです。
「危ない玄米食」の内容はいかにももっともらしい内容で玄米を批判していますがハッキリいって勉強不足と偏見によるゆがんだ情報提供であるといえます。
ただ、正しい情報もきちんと提供していますので全てを否定はしませんが、自分が嫌いな食べ物をあれこれ理屈をつけて批判する姿勢に問題があるのではないでしょうか。
一つ目の「米屋は玄米食をしない」は全国の米屋さんに確認を取ったのでしょうか。
また、たしかに政府の管理する流通米は玄米の状態では衛生的ではありませんが、玄米食用の玄米はそれらのものとは別物であります。
玄米食用の玄米を栽培している農家は全国でもまだまだ少なく、さらに玄米食用の玄米をきちんと認識して販売する企業も少ないため一般ルートではそういった玄米をお目にかかることはあまりありません。
(玄米食用の玄米とは特に何か規定があるわけではありません。ただ農家さんが、顧客が玄米のまま食べるということを認識して栽培したお米であり、さらに販売する業者側も玄米食用として調整した玄米のことを、玄米屋たいぞうは玄米食用の玄米として呼んでいます)
玄米食用の玄米と一般ルートで販売されるような玄米を一緒にしてはいけません。
ただ、例え有機栽培米でも一般ルートを介して流通すると「危ない玄米食」にあるように石粒や糞などが混じっていたり、また籾殻がきれいに取り除かれていない場合が多いので、その点は一般消費者の認識を深める正しい情報を発信していると言えるでしょう。
二つ目の残留農薬ですが、白米であれば皆無に等しくなるとあります。
農薬には水溶性、脂溶性その他様々なタイプのものがあり、外殻に残るだけのものもあれば作物に吸収され内部に蓄積されるものなどもあります。
ですので外殻を取り除いた白米であっても農薬は検出されることはごくまれにあるのです。(日本の米の場合はまったくといって良いほど無いようですが)
ただ農水省の定める基準内の範囲での検出であるものしか流通を認められていませんので安全性が確保されていることは間違いありません。
このことは白米でも玄米でも変わりないのです。
白米のほうが安心という偏った情報発信をするところに偏見性を感じるものです。
「安全といわれても農薬が残っているのは間違いないんだから、できるなら農薬がまったく無いほうが安心だ」という心理が人にはありますので有機農作物の人気が高いのでしょうが、白米にしても玄米にしても国の安全基準管理は同様になされています。
そして「玄米を食べるなら有機JAS認定のものを」とありますが、先に説明しましたように有機栽培のものであっても玄米食用と認識された扱いをされなければ様々な異物や籾殻などが残ったままになっていますので玄米食には不適なのです。
三つ目にフィチン酸を問題に捉えていますが、なんと理屈をこねて批判するのかとあきれてしまいます。
生体内では科学では全て解明しきれないほどの様々な化学反応が常に行われています。
わずか1~2ページで語ることができるほどの内容ではありません。
実験室での結果を持ち出して批判するほどの学者さんなのでしょうか。米屋さんではありませんか。
私の周りには玄米食がほとんどという人が何人かいますが貧血気味の人など一人もいません。
玄米を食べている人は体調が悪いなどという意見は間違いであり、そうではなく、自身の病気の改善のために玄米食を取り入れようとする方が多数いらっしゃるがために、そう思われるだけに過ぎません。
どうしてもフィチン酸についてたいぞうの反論を知りたいという人は別のところで紹介しますのでご覧になってください。ここをクリックして下さい
また200年前の日本人が有機栽培の玄米を食べていたはずなのに長生きしなかったではないかとのことですが、これは本当に極論であります。
今の先進国における平均寿命の向上の原因は、栄養状態の改善もさることながら、最もそれに寄与していることは医療技術の発達です。
ただ玄米を食べると健康になる、長寿になるなどということはけっしてありません。
どうしても玄米を悪役にしたい意図が見て取れますが、「たいぞうの想い17」でも書いたように完璧な食べ物など私は存在しないと考えています。
完璧な食べ方なども無いでしょう。
美味しい白米を主体に副菜でミネラルを補うことのほうが良いと「危険な玄米食」にはありましたが、結局のところ机上の空論に過ぎません。
美味しい白米をたべて、おかずも食べ過ぎて、必要以上の栄養を摂りすぎて、成人病になる人が増えているのが今の日本の現状です。
たいぞうは飽食の時代において自らを律する食物として玄米にスポットを当てています。
「 食のスタイルを見直すための手段 」 を提供していくことに意義を持っています。
一人ひとりが理知的な判断をし、偏った意見を鵜呑みにされないことを望みます。
最後に「危険な玄米食」では玄米を不味いものと定義していましたが本当の玄米を知っている人たちはみな逆に玄米のほうが味の奥が深いと言います。
わたしも同感です。砂糖で例えるなら白砂糖と黒砂糖の味の違いです。
それにどちらもそれぞれ良いところがありますので、どちらか一方が良い悪いというのはあまりにも幼稚な判断といえるのではないでしょうか。
その他にも色々と玄米を批判していましたが全て偏見による強引な批判意見でした。それらへの反論はもう必要ないでしょう。
あと参考までに「玄米を美味しく食べる(続ける)ための3つの秘密」をご紹介します。
興味のある方はぜひご覧になって下さい。













