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「健康のためには粗食が良い」といったようなことを主張しますと、
「いや、そういった思い込みで偏食になり、栄養不足になってしまうのです。
極端に肉や油や卵を敬遠すると、タンパク質不足で血管や免疫細胞、筋肉などの組織が作られにくくなり、良くありません。
豆腐などの植物性タンパク質で補おうとしても、木綿豆腐だと一丁200kcal以上ありますので、それならば豚肉の赤身など、動物性のタンパク質も摂取した方が良いでしょう」
などと、相反するような主張をされる人が必ず現れます。
「健康」という概念に、自身の確固たる信念を未だお持ちではない方にとっては、一体どちらが本当の話なのか?と混乱してしまう場合も少なくないでしょう。
私なりの結論を先に申しますと、「逆もまた真なり」ということであって、どちらの主張も正しいと言えます。
ただし、同時に「どちらも間違っている場合がありうる」ということも忘れてはなりません。
こんなことを言うと、何が何やらわけが分からず、ますます混乱されてしまう方も居られるかもしれませんが、真の人の健康というものが、心と肉体、そして環境の3つの概念によって成り立っている事実を認識すれば、それはけっして難しい話ではなくなるのです。
これから玄米屋たいぞうの思想における、人の心の健康、人の肉体の健康、そして人の環境の健康について色々な話を書いていこうと思いますが、その前に
玄米屋たいぞうが「食養学」のスタンスに依って立っていること、
そして近代以降の日本社会が一般的に「栄養学」に基づいて成り立ってきたこと、
まずはそれらについての説明と、「食養学」や「栄養学」とは何なのか?・・そういったところを書きながら、「真の人の健康」というものの本質を見出していこうと思います。
つづく
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