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ある日の新聞記事に、子供を幼稚園や保育所に通わせている保護者の約15%の人達が、健康食品などのサプリメントを子供に与えているという調査報告について取上げた内容がありました。
その記事を見ると、幼児にサプリメントを与えるその目的は「栄養補給」が最多で、「健康増進」、「病気予防」、「体質改善」の順に続いています。
小学生や中学生をもつ保護者も対象にすると、おそらくこの15%という数字は、まだまだ上昇するのではないでしょうか?
健康食品だけでなく、とにかく今の市場には過剰な栄養をアピールする食品が多過ぎるように思えてなりません。
某炭酸飲料一つをとってしても、1本にレモン何個分のビタミンCが含まれているとか、ビタミンBの何がしがどれ程含有されているとか、人造の栄養添加によるキリのない競争が煽られ続けています。
1本にレモン50個分もの成分が含まれているなどということは、不自然極まりないことなのに。
そして、過剰に摂取しても意味が無いことを、彼ら製造者側は誰よりもよくわかっているハズなのに、そういうアピール方法を止めようとはしないのです。
彼らは人にとって本当に有益となるようなアピールの手段を考え、実行しようという誠実な態度は持ち合わせてはいないのではないかと私は思えてなりません。
ビタミンCという栄養成分は、成人の推奨摂取量はたしか100mgだったと思いますが、一度にどれほど摂取したところで、ほとんどが吸収されずに排出されてしまうことが確認されています。
ですから、そのようなドリンク剤にどれほど多くのビタミンCが含まれていようとあまり意味がなく、それでもその栄養をきちんと摂取しようと考えるのなら、1時間おきくらいにチビチビ飲んで、7~8回くらいに分けて飲む必要があるのです。
しかし、そのような情報をわざわざ販売者側は説明はしません。
そして、消費者側がそんな情報を知ることも、実行することも、面倒くさいと感じるところにも、問題の深い根があるのではないかと思うのです。
そもそも、少しでも手軽に、より多くの「他者の何か」を得ることで「幸せになれる」と考えるところに大きな間違いがある、と私は考えています。
やはり、つまるところは「人間、何かのせいにして、楽をすれば相応の苦がある」という昔ながらの教えに、全ての問題の答えが集約されているのではないでしょうか。
私がいつも主張していることですが、「食べることは生きること」です。
淡々と生きることこそが幸せを招き、幸せを感じられる人生となり、淡々と食べることこそが幸せを招き、幸せを得ることの出来る食べ方になるといえるでしょう。
私も出来ることなら淡々と生きたいものです。
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