A.玄米と分搗き米とでどちらの方が人の健康に良い影響を与えるか?については、一概に断言することはできません。
営養成分に関してならば、例えば5分搗き米と玄米とではそれほど大きな違いはなく、その含有量についても5分搗き米のそれは削った分なりに減少してはいますが、白米と比べれば圧倒的に多くの営養を含んでいます。
分搗き米を炊飯したご飯は、白米ごはんとほとんど変わらない食感でいただくことが出来ますので、玄米ごはんと比べれば「食べやすくて消化も良い」と言えましょう。
・・・ただ、営養成分やその含有量だけが人の健康に寄与する要素だと結論づけてしまうのであれば、それらについてをサプリメントなどで補えば問題ないという話になってしまいます。
白米ごはんにヌカのふりかけをかけていただいても、玄米ごはんや分搗き米を食べたことと同様になりますね。
玄米ご飯が人の健康に寄与する大きな特徴の一つには、『自然と噛まざるをえない』ということが挙げられます。
食事においては「よく噛みながら食べたほうが良い」ということについては多くの方々がご存知のこととは思いますが、実際に毎回の食事において意識しながら噛むという行為を続けることは出来そうで出来ていないものです。
現代の食生活に頻繁に登場する食品は、柔らかく消化に優れたものであることが多いため『自然と噛まずに食べてしまっている』ことが多いといえるでしょう。
だからといって毎回の食事の際に「よく噛んで食べないといけない」などと考えながら食べることは精神的に面白くなく、不毛なストレスにもなりかねませんが、玄米ご飯の場合はたいてい何も考えずとも自然とよく噛んで食べているものです。
( ・・・とはいえ、玄米が初めてや不慣れな方の中には、あまり噛まずに食べてしまったり、噛む行為に強い精神ストレスを感じてしまう場合もあるようですが・・・)
よく噛むことににより脳が活性化し、自律神経の働きが活発になり、唾液や消化液の分泌も良好な状態を維持します。
玄米の食物繊維にそれらの消化液が合わさることでゲル状になり、腸管にへばりつくことで営養の吸収をゆっくりと穏やかなものとします。
ゲル状になった食物繊維には腸壁を掃除するデトックス効果もあります。
・・・他にも色々と玄米ならではの特徴は挙げられますが、やはり玄米が人にとってそれなりのストレスを与える食品であることは否めません。
( 玄米が寄与するストレスには「噛む必要があるということ」、「アクともいえる成分も様々に含んでいること」、「食物繊維が営養吸収を阻害することが人にとって必ずしも良い影響ばかりであるとは限らないこと」 などが挙げられます)
しかし、それらのストレスが人の体に適度に作用することでこそ「肉体の活性化」につながるのです。
(心や意識というものの活性化にもつながるやもしれません)
・・・ただし、もし『玄米を食べなければならない』、『食べ続けなければならない』などと思い込んで食べるようであれば、健康に良い影響はないでしょう。
調子の悪いときや、風邪などの病気のとき、他に食べたいものがある時などに無理に玄米を食べようとする必要はありません。
それは分搗き米や白米、その他のあらゆる食品の場合でも同様に言えることなのです。
玄米屋たいぞうの無農薬玄米はコチラから
玄米屋たいぞうの減農薬玄米はコチラから
--------------------------------------PR----------------------------------------